個人輸入をする時は関税のことが気になりますよね!
この「関税」というのがなかなかルールが複雑で理解するのが難しい・・・
でも知識不足で輸入してしまうと、税関で予想外の高額請求されてしまった!と言うことになりかねません。
そこで、今回は初心者でも分かるように「関税」のことを解説したいと思います。
加えて、知っておくとお得になる関税のルールもいくつかご案内いたします。
税関のサイトだと難しい文章で分かりにくいと思うので、その要点だけをまとめた感じの記事となります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
関税って何?
まずは関税とは何か、というところから簡単に解説したいと思います。
「そのくらいは知っているよ」という方は、飛ばして読み進めてもらって大丈夫です。
関税の基本的な知識としては以下のようになっています。
- 日本の税収入として大事
- 海外から商品を輸入する際にかかる税金
- 買った国、買った商品、値段によって金額が違う
また、個人輸入の際には関税だけではなく、消費税もセットになるので気を付けましょう。
関税が無料の商品の場合でも、金額が高額の場合は消費税だけは徴収されることもあります。
これは正直、運の要素も多く、50万円以上の商品でも課税されないこともあれば、数千円でも課税されることもあります。
担当の税関職員の判断やきっちりとやっているとパンクしてしまうような繁忙期など、条件によって異なるようです。
関税が必要な理由
なんで関税が必要なの?と気になる方もいるかもしれません。
関税が必要な理由は2つあります。
- 日本のお金になる
- 日本の産業を守るため
関税がないと、海外の安い商品がどんどん輸入されてきて、日本の商品が売れなくなってしまいます。
日本の税収入になるというメリットはもちろんありますが、どちらかというと日本の産業を守るためにあるものが関税なんですね。
なので、発展途上国の商品なのか、先進国の商品なのかで関税率が全く異なることもよくあります!
関税率は個人使用と商用利用で異なる
個人使用目的で買った商品は海外販売価格の60%が関税率になります。
商品の送料に税金がかけられることも無いので想像よりも安い税率になると思います。
一方で、買った商品を第三者に売る目的で輸入した場合は、商品に対する価格調整が出来ないので、100%の関税率となります。
商品の送料にも関税をかけられますので、個人使用の場合と比較すると2倍程度の関税額となります。
個人使用になる場合と商用利用になる場合の状況を知りたい方は、以下の記事で詳細を解説していますのでよろしければご確認ください。
>> 個人使用と商用利用の違い【税関の個人輸入ルールを簡単に解説】
個人輸入で関税をお得にする方法
それではこの記事の本題である、「個人輸入で関税をお得にする方法」をご紹介します。
この方法は商用利用の場合は適応できないのですが、個人使用であれば多くのケースで適用となります。
商用利用の場合は、送料を安くする、仕入れを安くするという部分になってくるので、その部分のサポートは私たちの「輸入代行」をご利用いただけたら幸いです。
課税価格の合計が1万円以下は免税
この免税ルールを活用することで、関税をかけずに商品を手に入れることができます。
個人使用目的の場合の関税率は60%なので、逆に計算をすれば、商品金額が16,666円以下の商品は免税対象になります。
なので、購入金額を16,666円以内にして何度か分けて送る方もいらっしゃいます。
商品金額が高額にもかかわらず、結果的にラッキーで無税となる方もいらっしゃいますが。笑
最近は国際輸送の送料がかなり安くなってきているので、「関税」と「消費税」を計算したときに、免税ルール内にするというのはかなり有効な方法です。
ただ、この免税ルールには対象外の商品もありますので、いくつか有名なものをご紹介いたします。
- お米
- 革製品(カバン・靴・財布など)
- 衣類(Tシャツ・スーツ・下着など)
- 砂糖や砂糖の加工品
- ミルクの加工品
- 肉系の加工品
免税対象外の商品についてもっと知りたい方は、以下の記事で詳細を解説していますのでよろしければご確認ください。
>> 個人輸入で関税が免除にならない商品【1万円以下の免税ルールを知ろう】
20万円以下の商品には簡易課税
税関の一般的な関税率とは異なる、「簡易課税」と言うものがあります。
関税率は実はすごく細かく決められていて、生の場合は〇〇%、ローストしてあったら〇〇%、砂糖を使っているなら〇〇%と言うように商品1つ1つですべて異なっています。
ただ、膨大に輸入される商品に対して、それらすべてを対応していたら税関の方たちも仕事が追いつきません。
そこで簡易課税という仕組みが設けられています。
7つの税区分の中から輸入する物の特徴によって、最も適切な税金をかける仕組みです。
〇〇という商品だったら一律でこの税率でいきましょう!というように決まっているんですね。
これは輸入する商品の金額が20万円以下の「少額輸入貨物」であれば適用されます。
商用利用でなければ、ほとんどの方が個人で輸入するもので20万円を超えることはないでしょうから、心配するほど関税は高くなりません。
関税が高額請求になってしまう仕組みを知ろう!
以上、関税の簡単な概要と、お得に個人輸入をする方法を解説させていただきました。
関税の免税ルールや簡易課税について知っておくと、お得に個人輸入をすることができるようになります。
逆に言ってしまうと、この数字を超えてくると100%の税金がかかってきて、自分でもびっくりするくらいの金額になってしまうかもしれません。
私たちもフルコンテナを1本輸入する時には、200万円以上の関税と消費税を支払っています。
個人輸入をする上で、これらの税金に対する理解は避けては通れないので、ぜひ失敗しないように勉強してみてくださいね。
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