こんにちは、杉本です。
最近続いてお客様より「パテック・フィリップ」や「ロレックス」などの高級腕時計の買い付け依頼がありました。
「日本で流行っているのかな〜?」などと思いつつ、価格を調査してみてびっくり!
なんと定価の2倍以上のプレミア価格となっていました。
ノーチラスさん、2019年に入ってもまだまだ高騰が終わらないみたいですね。定価は300万だし、転売屋さんも増えるわけだ。。。 pic.twitter.com/Fn8anqM3Cl
— 杉本龍児 (@ryujisugimoto) 2019年1月12日
なるほど、価格高騰をよく知られている投資家さんからのご依頼だったわけですね。
海外で仕入れた商品を日本で販売する仕事をしている私でも、なかなかこういう高いプレミア商品には出会えません。
価格の安いものなら日本で2〜3倍で売られているものは結構たくさんあるのですが。。。
様々な商品の値段を知っているつもりでしたがまだまだ勉強不足でした。
そこで本日は、価格が高騰する腕時計に関して調査してきたのでご報告いたします!
高級腕時計が高騰する理由

中古の腕時計というのは、私の中ではいわゆる一般的な商品と同じように、シーズンが終われば値崩れする印象がある部類の商品です。
通常だと多くの時計は発売時が最高値で、その後は価格が下がっていきます。
ただ実際に今回のようにプレミア化する商品もあることを見つけたので、どんな時計が「価格高騰する」もしくは「値崩れしない」のかを調べてみました。
- 生産数が圧倒的に少ない
- ブランドにステータスがある
- 時計の工芸品としての価値が高い
- 中古市場で人気がある
大きく分けると主に上記の4つの条件があるようです。
【条件1】生産本数が需要よりも少ない
どんな商品でも、「生産数>需要」であれば価格が下がります。
逆に「生産数<需要」であれば高くても買いたい人が出てくるので、どんどん価格が上昇していきます。
売れるからといって増産しないということがまず1つ前提としてある条件でしょう!
【条件2】ブランドにステータスや歴史がある
いわゆる高級ブランドと呼ばれるものには必ず、ステータス性と歴史、つまりブランド力というものがあります。
そのブランドの名前を聞けば、誰しもがその商品をイメージできるステータス性。
100年以上の歴史がある老舗ブランドであれば、今後も今までのように価値の高い商品を排出し続けるだろうという安心感。
これらが投資家にとっても、個人にとっても安心して買える一生物の商品となります!
【条件3】機能よりも芸術としての価値
高級腕時計の多くは機械式時計で、機能よりも芸術としての評価が高いです。
もちろん機能面でも、丈夫で防水性や耐磁性が高いといった時計としての高い精度を持っていることは非常に重要です。
でもやはり、ケースや文字盤の美しさ、装飾や高級な素材が使われていることなどの芸術としてクオリティーが高いことの方が重要です。
そしてこの点こそが、絵画と同じように何十年経っても価値の下がらない時計の絶対条件となっているようです!
【条件4】中古市場で人気がある
アンティーク時計に価値があるということは、そのブランドのメンテナンス体制がしっかりしていることを意味します。
やはり一生物の商品だからこそ、しっかり修理をして100年後でもそのまま使える時計が価値のあるものなのだと思います。
時計の生産ばかりに力を入れて、メンテナンス体制がしっかりしていないブランドはダメということです。
例えば、実際に時計が壊れてしまった時に「パーツがなくて修理できない、異常に高い修理費が必要」などということになりますからね。
高級腕時計を買えるか実際にお店に行ってみた。

保険とかの問題もあるので、なかなか数百万円のお買い物代行をすることはないのですが、ご依頼をいただいたからには買えるか聞きに行かないといけません。
ハワイにはこういう高級時計を取り扱う正規店は2店鋪あるのですが、今回は「パテック・フィリップのノーチラス5711/A」と「ロレックスのGMTマスターⅡ126710BLRO」についての購入依頼でしたので、この2点について聞いてみました。
お店側の対応はどちらも同じで、
- 2週間に1回ほど入荷はするが、転売防止のため新規の方には売れない
- 過去に購入実績のあるカスタマーが数百人待っている状態
- 今予約してもおそらく3~4年は待つ
とのことでした。
いや〜、時計は欲しいと思ったことがないので全くのノーマークでしたがこんな世界もあるんですね。
近年では資産として購入する人も多く、価格はどんどん上昇傾向ということだったので、投資を考えている方にはいいかもしれません。
ただやはり一見さんはお断りということだったので、時計を何本も買っていて初めて3年待ちができるというような感じでした。
投資価値が非常に高さそうだったので、いくつも購入予約をしている人もいるのではないでしょうか?
ちなみにお客様には買えませんでしたとお詫びをさせていただきました。。。
これから先、資産価値が上昇しそうなブランド

一通りざっと値段の流れを調べてみて、久しぶりに海外バイヤーとして火がついてしまいました。
自分で維持ネスを始める前は、とくかくいろんなお店へ行って、それがヤフオクでいくらで売れるか調べていたので、今回みたいに1個売ったら数百万円儲かるような話ですとついつい調べてしまいます。
その結果、今後これは価格が上がりそうだなと思ったブランドをご紹介しますので、もし気にいる商品がありましたら是非買い付け依頼お願いいたします!笑
パテック・フィリップ
世界3大時計ブランドの1つで、その中でも頂点と名高いブランドです。
ブランド力、ステータス、時計の精度、歴史、メンテナンスといった「価値が下がらない時計」としての条件を全て満たしています。
すでに価格が高騰してしまっているのかもしれませんが、カラトラバ、ノーチラス、アクアノートの3モデルは人気は現在も絶大ですのでもし買えるなら絶対に買っておくべき時計だと思いました。
ロレックス
その名を知らない人は存在しないと言われるほど有名なブランドです。
誰もが名前を知るという究極のステータスとブランド力があるので、まず間違いなく価値が下がることはありません。
世界一の人気を誇ると言われるエクスプローラーを筆頭にたくさんの人気モデルがあったので、これらのうち、生産数が少ない時計は投資の価値が高いと思われます。
オーデマピゲ
こちらも世界3大時計ブランドの1つで、アメリカでは絶大な人気を誇るブランドです。
私も知らなかったのですが、日本ではまだあまり知名度がないようです。
ただ、価格リサーチをしてみたところ随時上昇していたので、今後日本で知名度がついて来ることを予想しますと、一番投資価値のあるブランドなのではないでしょうか。
私だったらこのブランドにします。笑
ヴァシュロンコンスタンタン
世界3大時計ブランド最後の1つ、世界で最も古い歴史と伝統を体現しているブランドです。
パテック・フィリップやオーデマピゲに比べるとそこまで価格は高騰していないのですが、着実に数十万円は値上がりをしているようです。
2016年にモデルチェンジしたオーバーシーズ、その中でも特に中古品が狙い目かもしれません。
ウブロ
有名人や経営者に人気がある、近年最も勢いのあるブランドです。
歴史は1980年創業と新しく、新時代の時計として斬新なモデルが富裕層の心を掴んでいます。
今後、ますます伸びていくことが予想される要素が多いので、投資案件と考えれば優秀かもしれません。
特に富裕層が欲しがる場合、お金の単位を気にせずに買う人も多そうです。
腕時計に投資するのもいいかも!

ということで、今回は高級腕時計の価格について考察してみました。
良い商品を安く買って将来的により高く販売するということはビジネスの基本ですので、気になった方は是非試してみてくださいね。
個人での使用はもちろん、資産や投資として買いたいと思っている方に参考にしていただければと思います。
人気のモデルはなかなか買えないと思いますが、ハワイで手に入るブランドの時計であればお買い物代行は可能ですので、時計の購入依頼がある場合はいつでもお気軽にお問い合わせください。
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それではまた次回の記事をお楽しみに〜